どんな料理か
紅茶牛奶(hongcha niunai)は、昔ながらの台湾の紅茶に新鮮な牛乳を混ぜたミルクティーです。名前の「牛奶」は本物の牛乳を指しています。朝食店の奶茶は、植物油を主原料とするクリーマーで作ることが多いのです。高雄では、市内の老舗紅茶店の定番の注文です。
生い立ち
台湾で紅茶栽培が根づいたのは日本統治時代です。1920年代、南投の魚池にインド系品種の茶園が開かれ、1926年には同地に魚池紅茶試験所ができました。
高雄では1950年代かそれ以前から紅茶店が街の暮らしの一部になっており、一つの家族で何代も受け継がれてきた店も少なくありません。1953年創業の老江紅茶牛奶は六合夜市に本店を構え、店名にこの飲み物の名を掲げています。2020年代初めには、市内で直営店を十店ほど展開していました。
作り方
店では紅茶を大量に淹れて冷やしておきます。古早味紅茶(昔ながらの紅茶)はただの紅茶ではないことが多く、おなじみの味は、紅茶を大麦や決明子(エビスグサの種)と一緒に煮出し、バニラパウダーで香りをつけることで生まれます。そこへ新鮮な牛乳を混ぜます。老江では、コーヒーのようにほろ苦い濃いめの紅茶に、高牧ブランドの牛乳を加えています。
食べ方
高雄ではトーストと合わせて、朝食や夜食にします。老江でいちばん注文が多いのは半熟卵のハムエッグトーストで、台湾式のエッグタルトも売っています。クリーマーではなく確実に新鮮な牛乳のものを飲みたければ、メニューで紅茶牛奶か鮮奶茶を探しましょう。
台湾各地では
- 高雄
- 前金区、鹽埕区、新興区には、古い紅茶店がいくつも残っています。老江の本店は新興区の六合夜市のそばにあります。同じ新興区の諭泉冰果店は、紅茶豆乳(紅茶と豆乳を合わせた飲み物)の元祖とされる店です。



